タロット占いは、カードを持っていなくても今日から始められます。78枚のカードは大アルカナ22枚と小アルカナ56枚に分かれていて、正位置と逆位置で意味が変わります。最初にすることは、質問を1つに絞ってカードを1枚引き、その意味と自分の気持ちを照らし合わせることだけです。このページでは、初心者の方がまず知っておきたい7つのことを、順番にやさしく解説します。
タロット占いとは
タロット占いは、78枚のカードの絵柄と意味を手がかりに、今の状況や自分の本音を見つめ、次の一歩を考えるための占いです。カードは「決まった未来」を言い当てるものではなく、あなたの中にある可能性や、気づいていなかった視点を映し出してくれます。
タロットの起源ははっきりしない部分もありますが、15世紀ごろのイタリアでカードゲームとして使われていた記録が残っており、占いに広く使われるようになったのは18世紀以降とされています。現在もっとも広く使われている絵柄のひとつが、1909年にアーサー・E・ウェイトの監修のもと、画家パメラ・コールマン・スミスが描いた「ライダー版(ライダー・ウェイト・スミス版)」です。タロットライトのカード画像も、このライダー版を使っています。
MEGUMIの解説では、0番の愚者は「まだ何者でもないからこそ、何にでもなれる」無限の可能性を秘めたカードとされています。タロットを始めるときも同じで、知識がないことは弱みではありません。まっさらな気持ちでカードと向き合うことが、いちばんの出発点になります。
タロットで占いやすいこと・占いにくいこと
タロットが得意なのは、気持ちや流れ、関係性のように、目に見えにくいものを言葉にすることです。「あの人との関係はいまどんな状態か」「この仕事にどう向き合えばよいか」「今の私に必要なことは何か」といった問いには、カードの象徴がそのままヒントになります。
反対に、宝くじの当選番号や、病気の診断、他人の秘密を暴くような問いは、タロットの得意分野ではありません。カードは「あなたがどう感じ、どう動くか」を照らすものなので、自分の選択につながる問いにするほど、答えが生き生きと読めるようになります。
1. タロットは78枚:大アルカナ22枚と小アルカナ56枚
タロットの78枚は、大きく2つのグループに分かれています。
| 種類 | 枚数 | 表すもの | 一覧 |
|---|---|---|---|
| 大アルカナ | 22枚(0番 愚者〜21番 世界) | 人生の大きなテーマ、転機、心の成長 | 大アルカナ |
| 小アルカナ | 56枚(4スート×14枚) | 日常の具体的な出来事、気持ち、人間関係 | カードの意味 一覧 |
小アルカナは、ワンド(火)・カップ(水)・ソード(風)・ペンタクル(地)の4つのスートに分かれ、それぞれにエースから10までの数札と、ペイジ・ナイト・クイーン・キングの4枚のコートカード(人物札)があります。スートは「何についての話か」を、数字は「物事がどの段階にあるか」を表すと考えると覚えやすくなります。
スートと元素の関係は4つのスートと四元素で、数字の流れは数字で読む小アルカナで詳しく解説しています。
2. 正位置と逆位置で意味が変わる
カードが上下まっすぐ出たものを正位置、上下が逆さまに出たものを逆位置といいます。逆位置は「悪い意味」と思われがちですが、実際には、正位置のエネルギーが弱まっている、まだ時期が早い、内側にこもっている、強く出すぎている、といった「出方の違い」を表すことがほとんどです。
なかには、苦しい状況を表すカードが逆位置になることで「抜け出す兆し」に変わるものもあります。読み方の型と具体例は正位置と逆位置の読み方にまとめています。
3. 質問の立て方で答えの質が変わる
タロット占いでいちばん大切なのは、実は質問です。問いがぼんやりしていると、出てきたカードをどう当てはめればよいかわからなくなります。次のポイントを意識してみてください。
- 1回の占いで聞くことは1つに絞る:「恋愛と仕事と引っ越し」を一度に聞くと、答えが混ざってしまいます。
- 主語を自分にする:「あの人はどうするか」より「私はどう関わるとよいか」のほうが、行動につながる答えになります。
- 「どうすれば」の形にする:「うまくいく?」だけでなく「うまくいくために何を大切にすればいい?」と聞くと、アドバイスとして読みやすくなります。
- 期間を決める:「この1か月の仕事の流れは?」のように区切ると、読みがぶれにくくなります。
| ぼんやりした質問 | 読みやすい質問 |
|---|---|
| 私の恋はどうなる? | 気になる人との距離を縮めるために、今月の私にできることは? |
| 仕事がつらい | 今の職場で、気持ちよく働くために見直したいことは? |
| お金が心配 | お金との付き合い方で、今の私が気をつけたいことは? |
相手の気持ちを知りたいときも、「相手の本音を当てる」ことだけを目的にせず、「その気持ちを知ったうえで、私はどうしたいか」まで考えると、結果が前向きな行動につながります。質問を紙やメモに書き出してから引くと、問いがぶれにくくなるのでおすすめです。
すぐに答えを知りたい問いなら、YES/NO占いのように答えの形が決まっている占いも便利です。
4. カードを持っていなくても始められる
タロットを始めるのに、最初からカードを買う必要はありません。タロットライトでは会員登録なしで、カードをシャッフルしてめくるところから結果の解説まで、無料で体験できます。
自分のカードを手に入れたくなったら、解説書や情報が多いライダー版の系統から選ぶと学びやすいでしょう。ただ、いちばん大切なのは「この絵柄が好き」と感じられることです。気に入ったカードほど、毎日触れたくなります。
サイトで引くときも、自分のカードで引くときも、心がけたいことは同じです。引く前に深呼吸をして、質問を心の中で一度はっきり言葉にしてから、カードを選びます。結果を見たら、まず絵柄を眺めて「明るい」「重たい」「動いている」など、最初に感じた印象をメモしておきましょう。解説を読むのはそのあとで十分です。自分の第一印象と解説を比べることが、読みの力を育てる練習になります。
5. 最初に覚えるのはキーワードと絵柄の印象
78枚の意味を一度に暗記しようとすると、楽しさより大変さが先に立ってしまいます。おすすめは、引いたカードの解説をその都度読み、キーワードを1つか2つだけ覚えることです。
たとえばワンドのエースなら、正位置のキーワードは「行動開始」「やる気」「チャンス」。天から差し出された手が1本の杖を握っている絵柄と一緒に覚えると、「何かを始める合図」という意味が自然に頭に残ります。絵柄を見て最初に感じた印象も、立派な読みの手がかりです。
同じカードでも、逆位置になると読み方が変わります。ワンドのエースの逆位置のキーワードは「空回り」「焦り」「行動の遅れ」。始めたい気持ちはあるのに、火がうまく燃え広がらない状態です。正位置と逆位置をセットで覚えると、「勢いよく始める」と「始めたいのに始められない」のように、ひとつのテーマの表と裏として記憶に残りやすくなります。
6. 質問に合わせてスプレッドを選ぶ
カードの並べ方を「スプレッド(展開法)」といいます。初心者の方は、1枚で答えを受け取るワンオラクルから始め、慣れてきたら過去・現在・未来を読むスリーカードへ進むと、無理なく読みを広げられます。二者択一やケルト十字など、ほかの並べ方と選び方はスプレッドの種類と選び方で紹介しています。
7. このサイトでの毎日の使い方
タロットに慣れる近道は、毎日少しずつカードに触れることです。タロットライトでは、次のような流れで使うのがおすすめです。
- 朝:今日の1枚を引き、メッセージとおすすめの行動を読む(1日1回だけ引けます)
- 日中:気になったカードの解説ページを開き、キーワードを1つ覚える
- 夜:その日の出来事とカードを照らし合わせ、ひとことメモを残す
- 週末や月末:マイ記録で、点数の波(バイオリズム)や、多く出た元素を振り返る
引いたカードは自動で記録されるので、続けるほど「自分だけのタロット日記」が育っていきます。記録の付け方と振り返り方は毎日1枚引く習慣で詳しく紹介しています。
タロットと上手に付き合うために
カードの結果は、あなたの行動や選択によって変わっていく「今の流れ」を映したものです。気になる結果が出たときは、怖がるより「では、どうすればよいか」をカードに尋ね直してみてください。そこに次の一歩のヒントがあります。
また、体調やお金のことで具体的な判断が必要なときは、タロットだけで決めず、医療機関や専門家に相談してください。タロットは、気持ちを整理したり、自分の本音に気づいたりするための、心強い相棒として使うのがいちばんです。